
ライセンスの変更
今回、ライセンスモデルについても変更し、有料のPROライセンスの代わりに、PersonalライセンスとBusinessライセンスをご用意しました。いずれのライセンスも、サブスクリプションまたは1回限りの料金でご購入いただけます。もちろん、現在お持ちのPROライセンスはそのまま使用可能であり、有効期限が切れることはありません。ライフタイムアップグレードのライセンスは「eM Client 10」と将来のすべてのバージョンに有効です。ライセンスモデルを変更した理由やその他の詳細については、こちらをご覧ください。
また、現在の価格とライセンスオプションについては、ご購入ページをご覧ください。eM Client 10 の新機能
基本機能
新しい初期設定 / アップグレード ウィザード
初めてeM Clientをインストールする場合でも、旧バージョンのeM Clientからアップグレードする場合でも、より使いやすい状態となるようウィザード形式の画面で簡単に設定可能。新しいウィザードでは、どの機能を有効にし、どの機能を無効にするか、説明を見ながら選択することができます。アップグレードウィザードには、アカウントを簡単に再認証するためのステップも含まれており、スムーズに「eM Client 10」の使用を開始することができます。生成AIの統合
ChatGPTを搭載しているため、特定のプロンプトに基づいてメッセージを生成したり、eM Clientに内容を考慮した返信を作成させることができます。AI機能によって、メッセージの要約、文章の校正、翻訳や、メッセージを短くする/長くすることも可能。メッセージの作成/返信時に「AI」ボタンから利用可能です。 AI機能を使用するには、別途AIアドオン、または新しいライセンスサブスクリプションが必要です。2024年7月末までにPROライセンスのバージョン10アップグレードをご購入いただいた場合、AI機能の3ヶ月サブスクリプションを無料でご利用いただけます。カテゴリーによる受信トレイの分類
「eM Client 10」の受信トレイでは、重要なメッセージとニュースレターなど、メッセージをカテゴリータブで分類することができるようになりました。カテゴリーは、2つのカテゴリー(「プライマリ」と「その他」)、Google形式(プライマリ、プロモーション、ソーシャルなど)、その他の形式(すべて、更新、フォーラム、その他など)のように、お好みの形式にカスタマイズすることができます。Gmailアカウントの場合、カテゴリーはサーバーから同期されますが、eM Clientは他のアカウントのメッセージをソートするために独自のアルゴリズムを使用します。カテゴリー分類の結果が好みに合わない場合、メッセージを他のカテゴリータブにドラッグするか、メッセージを右クリック >「カテゴリー」でカテゴリーを変更し、好きなカテゴリーを割り当ててください。また、プライマリーの受信トレイでソーシャルアップデートなどのメールを見たい場合、異なるカテゴリーをマージすることもできます。 カスタムルールによって、メッセージを移動する際に、同じ送信者からの新しいメッセージを同じカテゴリーに移動するように設定したり、古いメッセージをすべてこのカテゴリに移動したりすることもできます。カスタムルールやカテゴリー設定は、「メニュー」>「設定」(Mac版はメニューバーの「eM Client」>「環境設定」)の「メール」>「カテゴリー」セクションで変更/削除が可能です。チャットサービスをフルサポート
eM Client は、Microsoft Teams、Slack、IceWarp TeamChatを直接サポートするようになりました。ウィジェットやブラウザのアドオンではなく、これらのサービスをeM Client 独自のユーザーインターフェースに完全に統合しました。チャットは右のサイドバーから左のペインセクションに移動されたため、すべてのアカウント、マルチチャット、チャンネルをより見やすく表示することができます。右側のサイドバーはチャットスレッドに使用可能です。クイックアクション
上部のツールバーから「クイックアクション」画面を開き、タスク自動化のためのマクロを作成可能になりました。よく実行する複数の操作を登録しておけば、ツールバーまたはキーボードのショートカットから、それらの操作をまとめて実行することができます。例えば、新しいメールの作成、メールの転送または返信、 CC、返信先アドレス、署名、テンプレートなどの変更、重要度の設定など、さまざまな操作を組み合わせて設定可能です。既存のメッセージに対しても、スヌーズ、フラグの割り当て、タグ付け、他のフォルダーへの移動などを実行することができます。検索の再設計と NOT / OR演算子
検索バーは、画面中央の便利な場所に移動しただけでなく、以前よりも強力になりました。検索時に単語の前にハイフン/マイナス記号「–」を使用すると、これらの単語を除外した検索結果を表示することができます。例:Googleからのメッセージを検索したいが、セキュリティアラートに関するものは検索したくない。 検索欄入力例: google -alertその単語がメッセージの特定のセクションに含まれないことを指定したい場合、単語とキーワードを組み合わせることができます。検索欄入力例: from:google subject:-alertまたは、そのセクション全体を除外することもできます。検索欄入力例: from:google -subject:alert「OR」を使用するには、{}を使用し、その中に2つの条件を含めます。例:Tomからのメッセージ、または、件名に「party」が含まれるメッセージを検索したい。 検索欄入力例: {from:Tom subject:party}同じ「セクション」(全文、件名など)に対しては、「,(カンマ)」がORとして機能します。新しい未読メッセージ
新しい未読メッセージが赤い数字で表示されるようになりました。未読メッセージが全部で何通あるかではなく、どのメールボックスに新しい未読メッセージがあるか、すぐにわかるようになりました。
その他の機能や改善点
会話のUIを再設計
会話の詳細がよりすっきりとした外観になりました。各メッセージの始まりと終わりが見やすくなり、折りたたんだ状態でもメッセージプレビューが表示されます。会話順序の変更
「メニュー」>「設定」(Mac版はメニューバーの「eM Client」>「環境設定」)>「メール」>「会話」で会話の順番を変更し、メッセージの詳細で新しいメッセージを上部に表示することができます。また、「メニュー」(Mac版はメニューバー)の「表示」>「会話」でも順番を入れ替えることができます。Exchangeとの会話の同期
会話スレッドは Exchange アカウントと完全に同期されるため (EWS プロトコル経由)、Gmail の会話と同様に、Webメールとデスクトップで同じように見えます。メンション
メッセージテキストに@記号を使用すると、連絡先リストから受信者を簡単に追加することができます。また、メッセージの特定の部分で誰に宛てているかを簡単に示すこともできます。顔文字検索
メールやチャットメッセージで使いたい顔文字を簡単に検索することができます。「:(コロン)」を入力し、スペースなしで使いたい顔文字の説明/名前を入力して検索しててください。データファイル
PSTファイルを個別のデータファイルとしてインポートします。このファイルはメインデータベースからマウント (またはマウント解除) することができ、他のの場所に保存することもできます。また、アーカイブのため、または簡単に共有できるように、メッセージの一部をこれらの個別のファイルに移動することもできます。フォルダーカラー
フォルダーリストの各フォルダーアイコン(または名前全体)に特定の色を設定することができます。これらの色は、MS Exchange、IceWarp、SOGoアカウントと同期することもできます。フォルダーフィルター
左ペインでフォルダーを簡単に検索、フィルタリングすることができます。セクションタイトル(「メール」など)の横にある虫眼鏡アイコンを使用します。このフィルターは、カレンダー、連絡先、タスク、などのセクションで使用可能です。PDF添付ファイルのプレビュー
「eM Client 10」では、ネイティブのPDFプレビュー機能が追加されました。デフォルトのPDFビューアでファイルを完全に開く前に、ファイルの上にマウスを移動するだけでファイルの内容を確認できるようになりました。IMAPの新しい同期オプション
オフラインで使用するために、メッセージをダウンロードするかどうかのオプションだけではなく、メッセージリストデータのみ、添付ファイルの有無、メッセージ全体を一度にダウンロードするか等を設定できるようになりました。これらのオプションを使用すると、サービスによってメッセージや添付ファイルのダウンロードに時間がかかるという問題を解決できる場合があります。全体的なUIとビジュアルの改善
検索フィールドの再設計や洗練された新しいアイコンなど、インターフェイスも現代的になりました。未読メッセージのカスタムカラー
テーマを設定することで、リスト内の未読メッセージを特定の背景色にすることができます。デフォルトのテーマには、使用できるさまざまな色が含まれていますが、カスタムテーマの場合、最初にテーマエディターを使用する必要がある場合があります。連絡先印刷の改善
連絡先には、エンベロープの印刷を含め、すべての詳細を印刷するためのオプションが追加されました。サイドバーの招待セクションのデザインを変更
招待セクションは、より魅力的なルック&フィールになりました。HTML返信/転送ヘッダー
返信ヘッダーや転送ヘッダーの見た目をカスタマイズすることができます。アップロードインジケーター
メッセージがサーバーにアップロード/同期されているか、アイコンによって確認できるようになりました。テーブル編集の改善
eM Clientで作成したテーブルや他のアプリからコピーしたテーブルの編集が簡単になりました。その他の改善
こ「eM Client 10」では、上記以外にも多数の改善が実施されています。
ぜひ「eM Clinet 10」をお試しください。
ご注意: 「eM Client 10」はデータベースを更新します。何らかの理由で旧バージョンに戻したい場合に備え、以下の手順でバックアップを取ることを強くお勧めします。Windows:「メニュー」>「バックアップ」 Mac:メニューバーの「ファイル」>「バックアップ」


