eM Client では、CalDAV というしくみを使い、標準のカレンダーにサーバー上の公開カレンダーの予定を同期できます。標準のカレンダーと同様に、予定の追加や確認などができます。これにより、複数のユーザーが同じカレンダーにアクセスできるようになります。この機能は、公共施設の予約スケジュール管理に役立ちます。例えば、社員が公開カレンダーにアクセスして会議室の空き状況を確認したり、予約したりできます。公開カレンダーにアクセスするには、eM Client に CalDAV アカウントを追加する必要があります。
CalDAV / CardDAV とは?
CalDAV / CardDAV は、カレンダーや予定表の情報を管理・共有するためのインターネット標準プロトコルです。CalDAV アカウントを設定するには、まずメールサーバー(IceWarp eMail サーバーなど)に CalDAV アカウントが必要です。CalDAV をサポートするメールサーバーがない場合は、CalDAV に対応する Gmail アカウントをお試しください。
CalDAV / CardDAV アカウントを追加する
CalDAV / CardDAV アカウントを追加すると、同じ CalDAV または Exchange カレンダーサービスを使用するユーザーとカレンダーを共有することができます。(例えば、会社の同僚と共有できます。)
- メニュー > ツール > アカウント にアクセスします。
- 「アカウント」画面の左下にある「+」をクリックします。
- 「新規アカウント」の設定画面が表示されるので、「カレンダー」をクリックします。
- CalDAV を選択して、「次へ」をクリックします。
- 共有する CalDAV アカウントのサーバー情報を設定します。CalDAV サーバーURL、ユーザー名、パスワードを入力し、「次へ」をクリックします。(例:Yahoo! カレンダーの場合、アカウントアドレス URL には、caldav.calendar.yahoo.co.jp を入力します。)
これで、公開カレンダーと同期されたカレンダーアカウントが作成されました。他のユーザーが行った変更は、同じ CalDAV サーバーにアップロードされ、eM Client のカレンダーに表示されるようになります。